動物看護士執筆
公益財団法人 日本動物愛護協会
相談室長 動物看護士 大橋志保
私たち人間と同様にペットも生きていくうえで正しい食生活は重要になります。昔の犬猫は人間の食べ残しや、ご飯に鰹節をかけた猫まんまだったりと、今では考えられない食生活を送っていました。現在は家族の一員として食生活も向上し、その結果20歳を超えるほど長生きをする犬猫も増えています。
お店に行くと所せましと数多くのペットフードが並んでいて、どれにしようか迷ったご経験のある方は多いと思います。フードを選ぶポイントをまとめてみました。
「総合栄養食」とは、このフードと水だけでペットの健康を維持できる、栄養バランスが整えられた主食タイプのペットフードです。ペットの種類の違いや年齢、ペットの大きさに合わせて必要な栄養基準などが設けられています。
ペットフード公正取引協議会(※)が作成したペットフードの表示に関する規約の中で、ペットフードは、その使用目的により主食タイプの「総合栄養食」、おやつ類の「間食」、またそのいずれにも該当しない「その他の目的食(ペット用サプリメントなど)」に分類されています。
(※)ペットフード公正取引協議会 http://www.pffta.org/
私たち人間でも赤ちゃん、育ち盛りの子ども、生活習慣病が気になる中高年、基礎代謝が低くなってくる高齢者・・・年齢によって必要なカロリーや栄養が異なるように、犬や猫でも食事内容が異なります。成長期は大人になるために多くの栄養素が必要です。高齢期には病気の予防などに配慮した食事を、さらに同じ年齢でも太りやすい子にはカロリーを抑えたものをあげないと肥満になってしまいます。
手作りフードや様々なペットフードが市販されていますが、一緒に暮らしているペットの年齢や体質、環境、運動量などを考慮した食事を選んでいますか?
例えば・・・
・成長期用(幼齢、仔犬、仔猫、パピー、グロース、ベビー、キトンなど)
・成犬/成猫期用(アダルト、メンテナンスなど)
・高齢期用(シニア、老犬など)
・肥満用(低カロリー、ライトなど)
ペットが病気になってしまった場合、治療、症状や再発のコントロールのために薬よりも栄養管理が大切になることがあります。それぞれの病気にあわせて栄養成分をコントロールすることで症状を抑えたり、進行を遅らせることもできます。
処方食・療法食は、獣医師の処方や指導の元でのみ使用できます。ところが、飼主さんが自己判断で購入し与え、定期的な診察を受けずに療法食を与え続けることにより健康被害が起こるという問題も発生しています。処方食・療法食は治療の一環として使用されるべきものなので、定期的な診察を受けながら使用してください。
最近はペットショップやインターネットでも年代別、犬・猫種別、ライフスタイル別など様々なペットフードが紹介されています。また、動物病院には病気ごとの処方食・療法食が用意されています。ペットの栄養学は急速に進歩していて、私たち飼主は最適なフードを与えることができます。しかし、どんなに優れたフードでも、ペットが食べてくれなければ意味がありません。食事は食べてはじめて栄養になります。まずは普段から偏食させず、食べ物の好き嫌いがあまりない子に育てることが、いざ病気になった時に大切なことかもしれません。
*公益財団法人 日本動物愛護協会 相談室長 動物看護士 大橋志保先生 に記事を作成して頂きました。
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