2020年2月5日~12日でキングアガリクスの露地栽培農場を視察するためにブラジルを訪問しました。
東栄新薬では、キングアガリクスの収穫状況・栽培環境の確認と生産計画の打ち合わせのために毎年1~2回キングアガリクスの露地栽培農場を視察しています。
(投稿者:東栄新薬株式会社 代表取締役社長 元井章智)
今回はタイミングが良く、非常に大きなキングアガリクスを収穫することができました。
(全部のキノコが根っこの部分でつながっています)
今回もキングアガリクスの農場の様子を動画でも撮影してきたほか、ドローンを使った映像も撮影してきました。
https://www.kingagaricus-pet.com/movies/
(随時、映像をアップしていきます)
現地では、時々スコールのような雨が降ります。以前は雨からキノコやたい肥を守るために、キノコの上に藁をかぶせていました。
最近は、たい肥や菌の育成期間を長くすることによって、藁をかぶせなくてもキノコが大きく成長するようになりました。(草の間からキノコが生えています)
こうすることで、太陽の光をよりたくさん浴びることができるので、ビタミンDの含有量も増えてきます。
たい肥の作成から始まり、実に4か月半という長い月日を経てキングアガリクスの収穫を迎えます。
(ブラジルのキングアガリクス栽培メンバー 左から、たい肥の責任者:オズマール、農場主:パウリーニョ、生産責任者:カルロス)
たい肥の作成、菌の育成からキングアガリクスを収穫するまでに4か月半かかります
(キングアガリクスは密集して生えることが多いです)
(収穫したキングアガリクスの中には20㎝位の大きさにまで育ったものもありました)
アガリクスは土地の栄養素をたっぷりと吸収して育つため、安全で栄養価も高いアガリクスを栽培するには栽培環境が重要です。
キングアガリクスの栽培は、土壌はもちろん、空気、水質もよい場所で、無農薬で栽培しています。
(農場周辺の高台からの写真 中央周辺に見えるのが農場のある村。周辺には手つかずの大自然が残っています)
キングアガリクスは、過酷な自然環境の中、太陽の光を浴びながら、無農薬で露地栽培されています。収穫量は1トンのたい肥から、生のキノコとしては約100㎏、製品の原料となる乾燥キノコとしては8㎏ほどしか収穫することができません。
(後ろの大きな堆肥の固まりが1トン、堆肥の管理者オズマールと私が持っている乾燥キノコが併せて8㎏です)
(収穫した約100㎏の生のキングアガリクス)
生産コストは、人工的な暗い環境で棚を何段も組んで栽培する、一般的なハウス栽培の10倍以上にもなります。
(日光を遮った暗所で行われるアガリクスのハウス栽培)
(小ぶりなハウス栽培アガリクス)
ブラジルの大自然の中、露地栽培されたキングアガリクスには、アガリクスの主成分であるβ-グルカンが、一般的な国産アガリクス(ハウス栽培)の1.5倍含まれます。
キングアガリクスの世界的に注目を浴びる栄養素ビタミンDは、国産アガリクス(ハウス栽培)とは比較にならないくらい豊富に含みます。
アガリクスは地中の栄養素をたっぷりと吸収して育つといた特徴があります。キングアガリクスは常に栄養価の高いアガリクスを精算するために、常に新しい農地を開墾して栽培を行います。
そのため、連作を繰り返す国産アガリクスに比べ、銅は10倍、カルシウムは26倍、その他鉄分やセレンを豊富に含みます。
食品の持つパワーを比較する一般的な指標であるTEACを用いて比較すると、ブラジルで露地栽培されたキングアガリクスは、日本でハウス栽培された一般的なアガリクスに比べ5倍以上といった結果がでています。
キングアガリクスはブラジルの大自然の中、露地栽培された特別なアガリクスです。
私たちのこだわりがつまったキングアガリクスをワンちゃん、猫ちゃんたちの健康にお役立てください。
投稿者プロフィール
元井章智
東栄新薬株式会社代表取締役社長
株式会社ケーエーナチュラルフーズ代表取締役社長
慶應義塾大学SFC研究所所員、東京薬科大学薬学部免疫学教室専攻
日本抗加齢医学会会員、NR(栄養情報担当者)・サプリメントアドバイザー
© 2024 ケーエーナチュラルフーズ株式会社