2018年8月12日
ペットに関する栄養学や「手作り食」のつくり方などを勉強できる【統合医療栄養学セミナー】に参加しました。
講師:荒木幸子先生(ヤマザキ動物看護大学、米国LVT)
全17回開催(一般向け6回、獣医師向け11回)
セミナー開催の目的として、以下のようにホームページに紹介されています。
http://scimha-japan.org/seminar/eiyou/
獣医療における「手作り食」を大きく取り上げています。手作り食の普及は、先制医療(予防医学)の観点から非常に重要です。しかし、インターネットに氾濫する手作り食のレシピを見てみると、栄養学的な観点から問題を含んでいるものも散見されます。
この現状を少しでもより良い方向に導くため、本セミナーは「手作り食を指導できる獣医を養成する」ことを目的としています。
セミナーの講義内容
・海外における食の取り組み
・栄養の生理学(炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなど)
・ペットフードのラベルの読み方
・がん、肝臓疾患、食物アレルギーなど病気ごとの食事
7月に開催されたペット栄養学会に参加した際に、講師の荒木先生にお会いしたのをきっかけに今回、初めて参加させて頂きました。
セミナーは30人で満席
●水分摂取の大切さや摂取方法
●犬猫の熱中症
など、興味深い内容を非常に解りやすく教えて頂きました。
特に、印象に残ったのは
「水分は食事からもかなり摂取している」ことです。
人の場合は
食事 1リットル
体内でつくられる水 0.3リットル
飲み水 1.2リットル
と1日で摂取する水分の40%は食事から摂っているそうです。
犬猫のフードの場合、
主にドライフードとウェットフードがありますが
水分量は以下になるそうです。
ドライフード:10%
ウェットフード:75%
そのため、ドライフードの場合は、食事からの自然な水分摂取量が少なくなってしまうため、飲水によって足りない水分を補わなければ脱水気味になってしまうそうです。
一般の方向けに非常に解りやすく教えて頂けますので
手作り食にご興味のある方は、参加をおすすめします。
http://scimha-japan.org/seminar/eiyou/
(ホームページから申し込めます)
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