第9回国際薬用キノコ学会(The 9th International Medicinal Mushroom Conference =IMMC9 2017年9月24~28日 イタリア シチリア島 パレルモ)において東京薬科大学薬学部免疫学教室と共同で、キングアガリクスに関する学会発表を行いました。
2年に1度開催される、薬用キノコに関する国際学会。薬用キノコに関する最新の学術情報を発表し意見交換を行う場として、世界各国から専門家、研究者達が集まります。
学会長は持ち回りの交代制で、毎回、担当される会長の国で開催されます。今回はイタリアのジュゼッペ ベンチュレラ教授が学会長のため、開催地はイタリア シチリア島のパレルモ(近郊のモンデッロと言う町)で開催されました。私(元井章智)は2013年(中国 北京)、2015年(コロンビア マニサーレス)に続いて、3回連続で参加しています。
(ジュゼッペ学会長との記念撮影)
今年は44か国から230人の薬用キノコの研究者が参加しました。
(学会のウェルカムボードには各国の国旗が紹介されています。)
参加者は、開催国イタリアはもちろん、ヨーロッパ、アメリカからが多かったです。参加者の中には、以前日本でお会いしたドイツのカーステン博士、フィンランドのヘンリ博士の他、キノコ研究では世界的に有名なポール・スタメッツ氏もいらっしゃいました。
(ポール・スタメッツ氏 左)
日本からは神戸大学の水野教授、名城大学の湊先生、キングアガリクスに関する発表をして頂いた東京薬科大学の山中先生と私の4名が参加しました。
東京薬科大学 山中先生によるキングアガリクスに関する発表は27日のメイン会場で行われ、多くの参加者から注目を浴びていました。【露地栽培】されたキングアガリクスは世界的にも珍しく、日本国内No.1の研究実績と併せて高く評価され、発表後には非常に多くの問い合わせを頂きました。
(東京薬科大学山中先生のキングアガリクスに関する発表の様子)
(発表中の会場内の様子 ほぼ満席でした)
キノコ研究の分野では、日本では以前、キノコ由来の抗がん剤を開発するなど世界的に最先端を走っていました。参加されていた研究者の方々の中には、日本に留学経験がある先生方も多いことから当時のレベルの高さがうかがえます。
今後も日本を代表するアガリクスメーカーとして、キングアガリクスの研究開発を継続し、世界に向けて情報発信していきたいと思います。
株式会社ケーエーナチュラルフーズ
東栄新薬株式会社
元井章智
PS. 学会発表の中で、動物(ペットを含む)の健康のためにも、もっと積極的に薬用キノコを活用するべきといった内容もありました。
発表されたOmon教授(アメリカ ノースカロライナ州立農業技術大学教授)
発表後にアガリクスのペット用への普及についてディスカッションを行いました。
PPS. 修了証を頂きました
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